「そして今は」Et Maintenant・・・ジルベール・ベコー
1961年にベコーが作曲、作詞はピエール・ドラノエです。
この曲の誕生には二つのエピソードがあります。映画女優のエルガ・アンデルセンが恋人と別れて絶望のどん底に居る時に彼女の心境にベコーがメロディーを付けたというストーリ。
もう一つはベコー自身がブリジット・バルドーに失恋してその絶望感を作品にしたという説です。(こちらが本当かも)
ラベルでお馴染みのボレロのリズムに乗って歌われて行きます。
ラストの「もう 全て 何もない」という意味の「リヤン」という叫び声が胸をかきむしります。
この曲も海を渡ってアメリカに行き、シナトラ、プレスリー、
アンディ・ウィリアムスなど名だたるシンガー達に歌われています。
6月29日は、ラストの「リヤン」(Rien!)をお聴き下さい。